ブランドを構成する3つの価値

顧客がブランドを想い起す時、そのブランドに必ず何かしらの価値を求めて思い起こします。
では、ブランドに必要とされる価値とは、どういうものなのでしょうか?

ブランドを構成する価値は3つあります。

①機能的価値
一言で言えば、商品・サービスの機能や性能の根本的価値の事です。
ここの質を高める事で、ある程度の差別化ができるので、ブランディングの基本中の基本の価値と言えます。

②感情的価値
簡単に言えば好き嫌いの事です。顧客には、商品・サービスを通じて、更にはそれを得る過程に於いて、プラスの感情を持ってもらわなければなりません。
感情的価値を高めていくには、あなたの理想とする世界感、商品・サービス提供に至る背景等を表現し、顧客に好意をもってもらう必要があります。

③自己表現的価値
機能的価値と感情的価値を高める事だけでも、ある程度のブランディングは出来上がります。
これだけでも差別化は出来るのですが、「何も考えず選ばれる」というブランドにはなり得ません。完璧なブランドにするには、自己表現的価値が必要です。
あなたの商品・サービスを得る事によって、顧客が自分らしい、あなたの商品・サービスを選んだ自分が好き等という状態を作る事が必要です。ブランドがお客様を表現する代弁者と言ってもいいかもしれません。
顧客がブランドを自分自身と同一視する状態になれば、本物のファンと言えるでしょう。

ブランディングには、この3つの価値をどう高めるかと言うことが必要となります。